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グリセミック指数と心臓病 Vegetarian Nutrition & Health Letter. April 2004 vol.7, No.4より 低脂肪、高炭水化物の食事は、血中脂質に与える影響ゆえに批判されてきました。それは、この食事は血中総コレステロールを低下させますが、しばしば、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を減少させ、中性脂肪を増加させるからです。また、この食事によって、小さく、高密度のLDLコレステロール粒子が作られることが示されています(6)。高密度のLDL粒子が存在することで、たとえ、総LDLコレステロール値が低いとしても、心臓病の危険性が増加すると考えられています。 地中海地方の食事に人気がある理由のひとつは、総脂質を制限する、というよりも健康的な脂質に重点をおいていることにあります。食事中の単価不飽和脂肪酸を増加させることは飽和脂肪酸と炭水化物の両方を減少させるひとつの方法であり、これによってLDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪値を効果的に改善できます(7)。 しかし、炭水化物の種類によっては有益であると考えられています。2200人のイギリス成人を被験者とした研究によると、炭水化物を正しく選択した低グリセミック指数の食事は、食事中の脂質や総炭水化物量とは関係なく、HDLコレステロール値の増加に寄与した、と報告されています(8)。13,907人の食事をもとにした米国の研究でも同様の結果が見られました(9)。看護師健康調査によると、年齢、喫煙の有無、総エネルギー摂取量、他の冠動脈心疾患の危険因子で調整した後も、被験者の食事のグリセミック・ロードは冠動脈心疾患と直接関係がある、と報告されています。グリセミック・ロードが一番高かった女性群は最低値の群に比較して冠動脈心疾患の危険性が2倍であったことが報告されています(10)。 参考文献 6. Am J Clin Nutr 1999;69(3):411-8 7. J Nutr 1999;129(12):2280-4 8. Lancet 1999;353:1045 9. Arch Int Med 2001;161:572 10. Am J Clin Nutr 2000;71(6):1455-61
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